カタルシスの岸辺とは?
「カタルシスの岸辺」は荒渡巌、海野林太郎を中心に2017年に東京で結成された「マテリアルショップ」である。プロジェクト毎に参加作家が変わるが、2019年に髙橋銑が退店、2024年現在は高見澤峻介、田中勘太郎、大山日歩、宍倉志信、鈴木雄大、岡千穂、みずしまゆめを含めた9人をコアメンバーとして活動している。
制作と生活の関係性に介入するような問題意識を持ち、時代における作家の等身大のリアルを描写するような作品を発表。代表作は美術作家の死蔵している映像や画像素材を屋台を模したインスタレーション内で量り売りする「マテリアルショップ カタルシスの岸辺」。その他のプロジェクトも「ショップ」であることを核としつつ、既存のアートシーンの経済システムに依らぬ、独自の生存戦略の確立を試行する。